【退職報告ツアー・一日目】上野にて

深川不動尊を後にして久しぶりに上野の国立科学博物館で開催されている特別展「和食〜日本の自然、人々の知恵)〜」を観に行くことにしました。

上野に着いて国立科学博物館に向かっていると国立西洋美術館で開催されている「キュビズム展」が目にとまりました。時間は十分にあるので早速入館。

「キュビズム」という言葉は聞いたことがありましたが、その意味を考えたことはありませんでした。キュビズム=Cube +ism=立方体主義で、20世紀初にピカソとブラックというパリにいた二人の画家によって創り出された芸術運動だそうです。色々な角度から見た同一のものを一枚の画面に描き込むという革新的な手法で、複雑な形をした人間やその他のモチーフを立方体という幾何学形態に分解した上で再構成して描き出しています。

展示された作品は一部を除いて写真撮影可だったので、ギターをモチーフにした作品を中心に写真を撮ってみました。

ギター奏者(1910年、パブロ・ピカソ)

ギターを持つ男性
(1914年、ジョルジュ・ブラック)
ギターを持つ女性
(1913年、ジョルジュ・ブラック)

小さなキュビズムのギター
(1909-1910年、ジョルジュ・ブラック)

ギター
(1913年、ファン・グリス)

ギターを持つピエロ
(1919年、ファン・グリス)

モチーフが判りやすいものもありますが、解説を読んでもモチーフを認識できないものもありましたが、キュビズムを理解することができたように思います。

美術館の入り口にはロダンの彫刻が並んでいます。これは「カレーの市民」。


歩き疲れてきましたが折角なので国立科学博物館で開催されている特別展「和食〜日本の自然、人々の知恵)〜」を観に行きました。

ユネスコの無形文化資産に登録された「和食」を様々な切り口で見せてくれます。

これは江戸時代の料理屋番付。日本人がどのように食に向き合ってきたのか、食材はどのように調達してきたのか等、興味深い展示でした。