宮古島での二日目はホテルの朝食から。
昼食の時間が読めないので多めに食べることにしました。
ホテルのロビー入り口には宮古間まもる君のマスク着用ポスターがありました。10時少し前にホテルを出発。
最初はホテルから車で10分ほどのところにある「宮古島市熱帯植物園」へ。
この施設は植物を見るだけでなく、様々な体験もできるようになっているようです。
園内は結構広く、子供連れのお母さんや犬と散歩を楽しんでいる方がいらっしゃいました。
園内は色とりどりの花が植わっています。
こちらはブーゲンビリア。園内いたるところに咲いています。
立派なガジュマルの木がありました。
展望台に登って周りの様子を見ることにしました。展望台にはパパイヤの木もありました。
展望台から見る景色はまるでジャングルのようです。
市街地から車で10分程のところにこれほど自然豊かな環境があるというのも珍しいと思います。
与那国馬が2頭飼われていました。朝食中のようです。
こちらはデイゴ並木。
「たんでぃがぁたんでい」とは宮古島の言葉で「有り難う」という意味だそうです。
次は宮古島の奇祭「パーントゥ」でパーントゥ役の方が体中に塗りたくる泥を採取するという「ンマリガー(産まれ泉)」を見たかったのですが、時間節約のために次の目的地である「島尻のマングローブ林」に向かうことにしました。
メイン道路から細い道を通っていくのですが、案内もほとんどなく手探りのような状態でした。着いてみると駐車場は整備されていました。
地図を見てみると海が島の中まで入り込んできていることから、マングローブが生育する環境が生まれたようです。
しかし土壌は琉球石灰岩層であり、植物が根を下ろすには厳しい環境だと思います。生命力の強さに驚きました。
遊歩道の途中には石造りの橋がかかっていました。
橋の名前は「島尻入江橋」。確かに入り江になっていますので、正しいと言えば正しいのですが…
この先で海に繋がっているようです。
マンゴローブ林を後にして「雪塩ミュージアム」へ向かうことにしました。目的は雪塩ソフトを食べること。ミュージアムについてソフトを買うまでは良かったのですが、塩をかけようとソフトを少し傾けた途端、ソフトクリームがコーンから外れて床に落ちてしまいました。もったいないことをしました。
これは雪塩ミュージアムの裏庭から見た池間大橋です。
次は池間大橋を通って池間島に渡ります。ここでは「池間湿原」を目指しました。途中の道はまったく整備されていませんし、道案内もありませんでした。駐車場も整備されていませんので邪魔にならないところを探して駐車します。
地図では結構広く描かれているのですが、展望台から眺めてもどこまでが湿原なのか良く判りませんでした。
それでもよく見ると水鳥が数羽、泳いでいました。
西側のビーチも見たかったのですが適当な駐車場が見つからなかったので宮古島に戻ることにしました。
池間大橋を渡る時に見つけた展望台に立ち寄りました。信じられないほど素晴らしい海の色です。
大神島が見えます。
遠浅の海岸になっているようです。この岬も琉球石灰岩でできていますが、東平安名崎と同じように海岸が遠浅になっていて沖にリーフができていることから、波の浸食を受けにくくなっているのだろうと思います。
池間大橋を振り返ったところ。
次は「宮古島海中公園」を目指しました。ここもナビを頼りに走りましたが、農道を迷いながらようやくたどり着きました。
海中公園は海の中にアクリルの窓を付けた部屋を作り、そこから海の中を直接見るというものです。受付を済ませて階段を下りていきます。階段の途中に満潮時や干潮時の水面の位置を表した表示がありました。海の中に分け入っているような気分になってきます。展望室にはいくつもの細長い窓が開いていて海の底が見えるようになっています。
ぼやけていますがイソギンチャクもいました。スタッフの説明ではクマノミも見ることができるそうです。
たくさんの魚が群れて岩肌に生えている藻をついばんでいます。
水面も良く判ります。
窓に使われているアクリル板のサンプルも展示されていました。
地上に戻って見た海はこんな感じです。
お昼を過ぎたのでお薦めと聞いていた「古謝そば屋」に向かいました。2時近い時間だったにもかかわらず多くの方が店の外で並んでいました。朝食を多めにとっていてお腹も空いていなかったのでお昼は止めて次の目的地を目指すことにしました。
次に向かったのは今回の目玉である「下地島の通り池」です。こちらもナビで見つけられなかったので事前に見ていた地図の記憶を頼りに車を走らせました。無事到着。
ここは通りからの案内も整備されていて、駐車場も広くとられています。
入口には碑が建っていました。天然記念物に指定されているようです。
見学路も舗装されて歩きやすくなっています。開けたところに碑が建っていました。
まずは海側の池を。
ドームの屋根が落ちたような形をしています。反対側(島側)はこんな感じです。
遠くに小さく下地空港の赤いレーダーが見えます。
遊歩道は通り池を越えて設置されていましたので、遊歩道の先まで歩いてみました。
琉球石灰岩にへばりつくように根を下ろした植物が広がっています。植物の生命力に驚かされると共に、この下にも鍾乳洞ができているかもしれないと思いました。
遊歩道を戻って海側の通り池のすぐそばに設置された石のベンチから通り池を眺めました。
鍾乳洞の天井が崩落したように見えます。隣の池に繋がっていることは確認されているようですが、もっと広がりがあるのかもしれません。
宮古島に戻ろうと道を走っていると「宮古島まもる君(まさお君)」を見つけました。
時間が残り少なくなってきたので宮古島に戻って「大きなガジュマル」を探すことにしました。Googleマップで住所を調べて向かったのですがそれらしいものが見当たりません。通りかかった方にお聞きすると近くのホテル(宮古島東急ホテル&リゾーツ)の中にあるキノコのような木だろうとのこと。ホテルを利用する訳ではありませんが、木を見せていただきに入らせていただきました。
車を停めることができなかったのでゆっくり見ることはできませんでした。
レンタカー返却時間の残りが30分程になったので、来間島に渡って終わりにすることにしました。竜宮城展望台を目指して町中の細い道を進んでいくと石段がありました。後で判ったのですが、石段の先にあったのは竜宮城展望台ではなく国指定史跡の「来間遠見番所跡」だそうです。
対岸は宮古島です。正面に見える建物は先ほどガジュマルを見に行った宮古島東急ホテル&リゾーツのようです。
来間大橋も見えています。
レンタカーの返却時間が迫ってきたので、事前に教えていただいたガソリンスタンドでガソリンを補充してからレンタカー会社に向かいました。事務所で返却手続きをしていると家内が事務所に「宮島まもる君」人形があるのを見つけて写真を撮らせていただきました。
返却手続きが終わり、宮古空港まで送っていただきました。
宮古空港を正面から見たのは初めてでした。結構複雑な作りになっています。
帰りの機材はジンベエザメジェットでした。「さくらジンベエ」と呼ぶのだそう。
二日間の走行距離は165Kmでした。普段は買い物程度の運転しかしませんので草臥れてしまいました。今回立ち寄ったところをマップにプロットしてみました。
那覇空港に着いて「そじ坊」で夕食をいただきました。詳細はこちら。
宮古島は様々な顔を持っていることが良く判りました。水不足を宮古島独特の地形を利用して克服したことを含め、正に琉球石灰岩の島であることが良く判りました。次回はもう少し時間をとってお邪魔したいと思います。