復帰50年展「琉球-美とその背景-」

琉球の栄華の象徴ともいうべき「美」の世界
琉球の栄華の象徴ともいうべき美の世界とその背景を探ることをメインテーマに県内初公開の資料も含め、戦災を免れた琉球・沖縄関係資料を過去最大規模で公開します。
本土復帰を迎えて50年
様々な施策や沖縄県民の努力により、沖縄は大きく成長を遂げ、今まさに新たな歴史を歩んでいます。
小さな島の集まりである沖縄は、古くから海を通じて様々な国々と交流し、琉球王国として独自の文化を発展させました。
その息吹は、現代に生きる私たちの生活や産業に溶け込み、様々な場面で目にすることができます。
本展では、琉球王国時代の資料を通して歴史的背景や文化的背景も含めて琉球の美の成り立ちを伝えることで、私たちのアイデンティティである「琉球」を再考する展示を行います。
復帰50年を迎える2022年に「琉球」を振り返ることで、今とこれから先の沖縄を考える展覧会とします。

沖縄県立博物館・美術館で開催されている『復帰50年展「琉球-美とその背景-」』を観に行きました。博物館の入口には大きなシートが飾られていました。

展示室前の壁にも同じシートが掲げられています。

展示室に入った正面には1458年に琉球王国第一尚氏王統の尚泰久王が鋳造させ、首里城正殿に賭けられていたという「万国津梁の鐘(ばんこくしんりょうのかね)」が展示されています。

龍柱頭部も展示されています。

琉球国王の王冠(玉御冠、模造復元品)が展示されていました。

王冠の隣には聞得大君御殿雲竜黄金簪(県指定有形文化財)も。

1710年に再編された「おもろそうし」(重要文化財)がありました。

16世紀中頃の那覇港の地図もありました。

同じ頃の那覇の地図もありました。

左下には長虹堤、右には波之上、左上には泉崎が。

尚家所有の三線が展示されていました。

戦前に作られた三線も展示されていました。

首里にあった旧円覚寺の山門に祀られていた「十六羅漢立像」も展示されていました。沖縄戦で破損、焼失したため、現在は9体しか残っていないとのこと。

最後に様々な民具の展示の中にハジチを施すための針突器がありました。

過去最大というだけあって見応えのある展示でした。


展示を見る前に博物館・美術館の中にあるカフェでカレーをいただきました。

家内はバターチキンカレーセット、私は2種盛りカレーセットを注文。

セットはカレーにサラダと飲み物が付いています。

手前のカレーがレンズ豆やひよこ豆が入ったダールココナッツカレー、奥のカレーがバターチキンカレーです。ダールココナッツカレーはビーガン食なのであっさりしています。バターチキンカレーは予想どおりの味でした。飲み物はアイスコーヒー。

ご馳走さまでした。