大河への道

立川志の輔師匠の創作落語「大河への道」が映画化されました。PARCO CITY 浦添のユナイテッド・シネマで鑑賞。志の輔師匠の落語は聴いていたので、どのような映画に仕上がっているのか楽しみにしていました。

夢とロマンを抱き55歳から地図作りを始めた伊能忠敬。根気と執念で日本全国を測量すること17年。歩いた距離は地球一周分。そして1821年、遂に日本初の実測地図「大日本沿海輿地全図」(伊能図)は完成した……というのが歴史の授業で習うこと。しかし、200年の時を経て、そんな日本史の常識をひっくり返す映画が誕生した!
「伊能忠敬は地図を完成させてない。だからドラマにはならない!」
千葉県香取市。市役所の総務課に勤める池本保治(中井貴⼀)は、市の観光振興策を検討する会議で意見を求められ、苦し紛れに⼤河ドラマ制作を提案。思いがけずそれが通り、郷土の偉人、伊能忠敬を主人公とする大河ドラマの企画が立ち上がってしまう。ところが企画を進めるうちに、⽇本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかった!?彼は地図完成の3年前に亡くなっていた!
という驚きの事実が明らかに……。江戸と令和、2つの時代を舞台に明かされていく⽇本初の全国地図誕生秘話。
そこには地図を完成させるため、伊能忠敬の弟子たちが命を懸けて取り組んだとんでもない隠密作戦があった――。

映画は現代と江戸時代を行き来しながら伊能図が出来上がっていく過程をなぞるというもので、時代の切り替わりは師匠の話しぶりを思い出しました。とても面白いと思いましたが、今日の観客は我々夫婦を含めて4人だけでした。志の輔らくごファンでなければ観に行かないかもしれませんね。


志の輔らくごのパンフレットはこちら。

大阪の森ノ宮ピロティホールで聴いた時のポスターはこちら。