今日の配信は3月7日に開催された『第31回大手町二人会「三三・一之輔 二人会」』です。
演目は以下のとおり。
開口一番は三遊亭わん丈の「星野屋」。
星野屋の旦那が妾の本心を知ろうと店が潰れて生きていけないので吾妻橋から身投げをすると芝居をうつ。真打昇進前だそうで出来は悪くなかったと思います。
二席目は一之輔の「鈴ヶ森」。
間の抜けた泥棒の見習いが頭に連れられて鈴ヶ森で追い剥ぎの訓練をする噺。見習いに手を焼く頭の苛立ちの描写は一之輔ならではです。
三席目は三三の「小言幸兵衛」。
安定した語り口です。
仲入り後の四席目は三三の「山号寺号」。
この噺は初めて聴きました。「山号寺号」の山号とはお寺の正式名称の〇〇山の〇〇のこと。どこにでも山号寺号はあると言ってしまった太鼓持ちの一八に近くにある「〇〇さん〇〇じ」を挙げていくお題が与えられる。
トリは一之輔の「うどんや」。
酔っ払いが夜泣きうどんの親父に絡む。鍋焼きうどんを美味そうに啜る演技を見ていてお腹が空いてきました。