徳島麺紀行#20:直心庵

国府町で用事を済ませ、以前から気になっていた「直心庵」でお昼をいただくことにしました。12時頃に店に着くと広い駐車場には多くの車が停まっていました。

平屋の店は広々としていて多くのお客さまが食事されていました。注文は「銀杏と小えびのかき揚げそば(温)」と「そばとろろご飯」。注文した際にかき揚げを蕎麦に乗せるか、別の皿で提供するか聞かれました。私は蕎麦に乗せていた抱くことにしました。

しばらく待っていると「銀杏と小えびのかき揚げそば」が運ばれてきました。

出汁から鰹節の香ばしい香りが漂ってきます。

蕎麦出汁はほんのりと甘く薄味でとても美味しく感じます。蕎麦は結構なボリュームで食べ応えがあります。かき揚げはサクサクで銀杏がアクセントになっています。ほうれん草が入っていて柚が添えらています。蕎麦にほうれん草という組み合わせは初めてでした。

こちらは「そばとろろご飯」。

徳島の山間部では蕎麦の実の殻を外したものを「そば米」と呼んで、米の代用食として食べていました。このご飯は白米に「そば米」を混ぜて炊いてあるので独特の食感になっています。

こちらは大和芋をこの店の出汁で延ばした「とろろ」です。優しい味でした。

注文した時には気がつかなったのですが、銀杏と小エビのかき揚げ蕎麦を頼むとパンナコッタがデザートとして付いてくることになっていました。これも美味しくいただきました。

次回はせいろを食べてみたいと思います。ご馳走さまでした。


席にはメニューの他に蕎麦の食べ方やこのお店のこだわりが書かれたパウチが置かれていました。

遠くの山は薄っすらと雪を被っています。