落語一之輔春秋三夜【第ニ夜】

今日の配信も「落語一之輔/春秋三夜」。第二夜です。

第二夜,11月20日(月)の演目は以下の通りでした。

今日の開口一番は春風亭㐂いち。

演目は吉原に向かう駕籠を狙う追い剥ぎを出し抜こうとする話「蔵前駕籠」です。途中までは良かったのですが急にサゲに入った感じです。

一之輔の一席目は「まんじゅうこわい」。最近はNHKの朝ドラ「ブギウギ」にハマっているらしく,マクラは「ブギウギ」一色でした。本編より長かったかもしれません。噺はかなりアレンジされていて前座話というレベルではありませんでしたが、サゲはもう少し工夫が必要な感じでした。

一之輔の二席目は「水屋の富」。水屋の清兵衛が湯島天神の富籤に当たり、手にした八百両に振り回される噺です。ネタ下ろしだったと思いますが,清兵衛の心理描写も丁寧で出来は良かったと思います。

中入り後は一之輔の「中村仲蔵」。

今まで誰も演じなかった定九郎を全く新しい演出で演じた中村仲蔵の噺です。安心して聴くことができました。