斎場御嶽再び

2019年4月から沖縄で仕事を始め、翌5月に斎場御嶽を訪問しました。当時は沖縄で最も聖なる場所というレベルの知識しかなく、斎場御嶽が沖縄の精神世界でどのように扱われているのか、久高島はどのような島なのかもよく知らないまま、沖縄で暮らす以上はご挨拶した方が良いのかなという認識でした。あれから4年が経ち、少しずつ沖縄の精神文化が解り始めたところで沖縄を離れることになりましたので、最後も斎場御嶽でご挨拶したいと思いました。


【南城市地域物産館】

自宅マンションからは一時間足らずで到着します。南城市地域物産館の駐車場に車を停め、入場券を買ってから斎場御嶽に向かいます。以前からあったのか判らないのですが、天使のシーサーがありました。

斎場御嶽までは400mほど歩いていきます。途中で驚くほど大きな花を見ました。

何という花か判りませんが、真ん中の種のようなところから花が開いていくように見えます。右側は色違いで花が咲き始めた頃の様子のように見えます。亜熱帯の植物なのでしょうか。

しばらく歩くと斎場御嶽の入口に到着します。

ガイドを頼もうと思いましたが今日は無理とのこと。事前予約が必要のようです。事事務所でパンフレットをいただき、斎場御嶽の紹介ビデオを観てから御嶽に入ります。パンフレットはこちら。

パンフレット(表)

パンフレット(中)


【斎場御嶽入口】

入口には斎場御嶽の碑と斎場御嶽の説明板があります。


【斎場御嶽への参道】

入ってすぐの所に斎場御嶽への参道があります。4年前には無かった立ち入り禁止の柵が設置されています。


【久高島遙拝所】

斎場御嶽に入る前にここから聖なる島「久高島」を拝んだのでしょう。

遙拝所に立つと久高島がはっきり見えます。カベール岬が見えるのが素晴らしい。


【御門口(うじょうぐち)

御嶽への入口です。


【大庫理(ウフグーイ)】

最初の拝所が「大庫理(ウフグーイ)」です。

手前には広い石畳があり、奥に拝所が設置されています。

香炉も見えています。


【砲弾池】

次の拝所に向かう途中に米軍の砲撃の後に水が溜まってできた池がありました。4年前は水が溜まっていて池になっていましたが、今は水もなく、説明がなければ判らなくなっていました。


【寄満(ユインチ)】

二番目の拝所が「寄満(ユインチ)」です。

鍾乳石がここが元は鍾乳洞だったことを物語っています。


【シキヨダユルアマガヌピー・アマダユルアシカヌビーの壺】

三番目と四番目の拝所です。二つの大きな鍾乳石からしたたり落ちる水を溜める二つの壺が置かれています。

ここも4年前は壺の近くまで自由に行くことができたのですが、今は立ち入り禁止の柵が設けられています。水も滴ってはいないようでした。


【三庫理(サングーイ)・チョウノハナ】

五番目と六番目の拝所は「三庫理(サングーイ)」と「チョウノハナ」です。

「三庫理(サングーイ)」は斎場御嶽で最も有名な拝所でしょう。しかし、ここも立ち入り禁止になっていて、中に立ち入ることができなくなっています。「チョウノハナ」は「三庫理(サングーイ)」の奥にある香炉だろうと思います。4年前は中に入って久高島を眺めることができました。


4年ぶりの斎場御嶽で、立ち入り禁止の場所が増えていましたが、やはり神聖な場所という印象は変わりません。沖縄を離れる前に来て良かったと思います。


斎場御嶽を離れる前に知念岬公園から久高島を見てみることにしました。

岬の展望台から見た久高島です。O商会T専務にお連れいただいたことも忘れられない思い出になっています。

最後にうるま市方面の写真も。リーフやノッチを見ることができます。