お昼のRBCの番組「ウチナー紀聞」を観ていると「テラマーイ ~首里十二支巡り~」という番組を放送していました。以前にお邪魔したことのある達磨寺を含む4つのお寺で十二支を祀ってあるとのこと。今日は特段の用事もないのでお昼を食べてから出かけてみることにしました。
まずは首里山川町にある慈眼寺へ向かいました。この寺は首里観音堂とも呼ばれているようです。首里城に向かう坂道を上り始めるとお参りに来ている車で渋滞していました。境内の駐車場は結構広いのですが参拝客が多いので満車状態でした。
本堂はかなり大きく立派でした。赤瓦の屋根が青空に映えてなかなか見事でした。
このお寺は十二支の子・丑・寅・辰・巳・牛 の守り本尊が祀られているとのこと。子は千手観音菩薩、丑・寅は虚空蔵菩薩、辰・巳は普賢菩薩、牛は勢至菩薩だそう。
本堂の真ん中に祀られているのは千手観音のようです。
入口には梵鐘が備えられていて、そのすぐ横には立派なガジュマルがあって長老樹と書かれた立て札が立っていました。
小さな祠が二つありました。
左側の祠には大黒天、弁財天、摩利支天の文字、右の祠は長老樹の横に置かれていて瑠璃観音の文字がありました。沖縄では神仏習合が当たり前になっているのが良く判ります。
本堂の横には多くの御神籤と絵馬が架けられています。
次に向かったのは車で数分のところ、首里寒川町にある安國寺です。こちらは参拝者はあまり多くなく、境内の駐車場には多くの空きがありました。
門の上は鐘楼になっていて入口の左右には仁王像が安置されています。
鐘楼の柱は龍の彫刻が施されています。
本堂は残念ながら開いていませんでしたが、こちらも立派な赤瓦です。このお寺の守り本尊は酉の不動明王だそうです。
本堂の横には「首里森十二支堂」という建物がありました。
入口にはシーサーが。
写真ではよく判りませんが右のシーサーは玉を咥えています。
本堂の前には立派な木が植えられています。このお寺で未年のお守りをいただきました。
次に向かったの首里赤田町にある達磨寺とも呼ばれている西来院。狭い道を走って寺の前まで行くと整理係の方がいてやり過ごして切り返してこいとのこと。反対車線も多くの車が並んでいましたので、達磨寺は以前に来たことがあるのでパスしました。西来院の守り本尊は卯の文殊菩薩、戌・亥の阿弥陀如来とのこと。
最後首里儀保町にある盛光寺です。このお寺も狭い道に面していましたが、幸いなことに待つことなく車を停めることができました。入口には仁王像が安置されています。
残念ながら本堂の写真を撮り忘れました。本堂の内部はこんな感じ。
このお寺の守り本尊は未・申の大日如来。このお寺の御神籤は未と申の焼き物の中に入っています。
この中に小さく丸められた御神籤がはいっています。運勢は「大吉」でした。
旅行は「遠方に行き利益有り」、転居は「よい 早くしなさい」とありました。3月末での離任と徳島への帰省は良いことだということでしょう。