ブラタイラ#2「久高島・玉城聖地巡礼ツアー」

O商会T専務プレゼンツ「久高島・玉城聖地巡礼ツアー」にお連れいただきました。久高島から玉城城趾に至るツアーでしたが、さあ出発という時に久高島でガイドをお願いしていた方からフェリーが欠航になったとの連絡が入りました。仕方がないので久高島に渡る船が出航する安座真港や知念岬にご案内いただけることになりました。まずは知念岬へ。

知念岬からみた久高島です。起伏のない真っ平らな島であることが判ります。

久高島の北にある津堅島(つけんじま)です。人参が有名らしく「キャロット愛ランド」と呼ばれているとのこと。

勝連半島も見えます。以前、勝連城に行った時に久高島を眺めたことを思い出しました。その後で訪れた浜比嘉島にはアマミキヨの墓があるとのこと。行ってみれば良かったと思いました。

駐車場から見た知念岬の突端。展望台になっているようです。

展望台から見た久高島。知念岬の真東です。

後ろ(西側)にはニライカナイ橋が見えます。

展望台にあった方位地図。知念岬を後にして安座真港へ。

全面欠航になったのでフェリーも港に係留されていました。残念。

安座真港から西を見ると大きな岩山が見えました。この先に斎場御嶽があるそうです。斎場御嶽は沖縄に来た2019年5月にご挨拶に行きました。

次はアマミキヨが降り立った場所とされているヤハラヅカサへ。通常のコースではないとのこと。車を降りて百名ビーチに降りるところは木のトンネルになっていました。

ウィンドサーフィンをしている方が集まっているようです。

しばらく歩いていると与那国馬に乗って「達磨さんが転んだ」をやっている子供達がいました。

少し先に水面から顔を出しているヤハラヅカサが見えてきました。

引き潮の時には歩いていけるとのこと。判別はできませんでしたが、何か文字が書かれているようです。

ヤハラヅカサから見た琉球石灰岩層の崖。崖のすぐ横には湧き水が湧いていました。

沖縄では琉球石灰岩層と泥岩層の境目から水が噴き出しているところが数多くありますが、海岸で湧き出しているのは驚きでした。

この上にはアマミキヨが仮住まいをした場所と言われ、東御廻り(あがりうまーい)の拝所である「浜川御嶽」がありました。

ヤハラヅカサの説明もありました。

浜川御嶽から「アマミキヨのみち」と呼ばれている道を少し歩いたところに稲作発祥の地といわれている「受水走水」(うきんじゅはいんじゅ)がありました。

先ほどの湧き水と同じようにかなりの量の水が湧き出しています。上を見上げると大きな琉球石灰岩層が見えます。

「受水・走水」の入口で農作業をしていたオバアが帰りがけにサトウキビを食べさせてくれました。見ず知らずの人にも親切にするのは沖縄ならではだと思います。有り難くいただきました。とても甘く感じました。

お昼近くになり、歩き疲れたので休憩を兼ねて近くの「浜辺の茶屋」で軽食をいただくことにしました。

心地よい風が吹き抜けていきます。私は「自家製パンの三色トースト」とアイスコーヒーを注文。

ゆっくり休憩することができました。店の入口で記念撮影。

斎場御嶽に行った時に初めてモズクの天ぷらを食べた話をしたところ、奥武島で天ぷらを食べようということになり、奥武島へ向かいました。奥武島の橋を渡った所にある「中本鮮魚天ぷら店」で天ぷらを買って店の前の堤防でいただくことにしました。

モズクの天ぷらとイカの天ぷらをいただきました。揚げたての天ぷらを潮風に吹かれながらいただくと一層美味しく感じます。

子供達が水遊びをしています。水の色は驚くほど青く、急深になっているのだろうと思います。近くには海ブドウが生えていました。

ここから少し引き返して「ミントングスク」へ。民家の庭を通らせていただいたところにあります。

ここはアマミキヨがヤハラヅカサから上陸し、浜川御嶽での仮住まいの後、移り住んだと言われているとのこと。ここからの久高島の眺めは素晴らしいと思います。

写真を撮り忘れましたが、すぐそばには「仲村渠樋川」(なかんだかりひーじゃー)がありました。風呂も併設されていたとのこと。

稲作発祥の地の看板も。次は水繋がりということで「垣花樋川」(かきのはなひーじゃー)へ。


ここまで来るにはかなり急な坂(カービラ)を降りてこないといけません。深い谷の底にあるようです。看板に書かれているナカユクイイシ(中休み石)、イーユクイイシヌヒライサー(上休みの石の平石)はこの坂の途中にあって、水汲みの途中で休憩したところだそう。こんなところに水が湧くのも沖縄ならではでしょう。

最後に最終目的地の玉城城趾へ。

小さなグスクですが、入口は琉球石灰岩を刳り貫いて作られています。ここにもアマミキヨが住んだとされています。東御廻りの最後の拝所でもあります。

郭内から門を見たところ。夏至の日の出にはこの門から昇る朝日が見えるそうです。

ここからの眺めも素晴らしく、琉球ゴルフクラブの先に久高島を望むことができます。

最後にT専務に記念写真を撮っていただきました。


今回のツアーは久高島行きのフェリーの欠航から始まりましたが、歩いた歩数はほぼ一万歩(9,964歩)でした。久高島は次回のお楽しみになりました。

T専務にはツアーの企画から車の運転まで何から何までお世話になりました。素晴らしい思い出になりました。有り難うございました。