今日の配信は7月9日に開催された『第43回大手町二人会「三三・一之輔 二人会」』です。

演目は以下の通り。


【開口一番】
開口一番は三遊亭萬窓門下の三遊亭萬都。高知県四万十町出身なので師匠から貰った「萬」の字に「都」を付けて「まんと」と読める名前にしたのだそう。
演目は「のめる」。酒が「のめる」が口癖の男と「つまらない」が口癖の男が相手にその言葉を言わせようと企てる。安定したテンポの良い語り口でした。

【一席目】
一席目は三三の「茄子娘」。独身の和尚が丹精込めて育てている茄子に「菜(さい)になれ」と掛けた言葉を「妻になれ」と言われたと勘違いした茄子の精が美女に化けて嫁入りしてくる。
今までに何度か聴いたことがある演目ですが、三三の演出が素晴らしいと思います。

【二席目】
二席目は一之輔の「船徳」。勘当されて船宿に居候している道楽者の若旦那が船頭になろうと奮闘するが…
初めての船頭でアタフタする若旦那と揺れる船の中で大変な目に遭う客の演出が見事です。

【三席目】
仲入り後の三席目は一之輔の「普段の袴」。煙草を吸い始めた侍が火玉が袴の上に落ちて袴を焦がしてしまっても悠然としている。これを見た八五郎が自分も真似をしようとするが…
侍と道具屋の主人のやりとりを真似ようとする八五郎のトンチンカンさも面白いところです。

【四席目】
トリは三三の「文違い」。女郎が惚れた男から眼病の治療代を無心され、なじみ客に嘘の手紙で無心して金を作るが…
騙し合いが絡みあっていく様が見ものです。

三三と一之輔の組み合わせは江戸落語の粋を十分に楽しませてくれます。
