イオンシネマ徳島で「宝島」を

妻夫木聡ファンの家内のリクエストで「宝島」を観に行くことになりました。

事前にWebでチケットを購入しましたが、上映時間が12:10〜15:35となっていて3時間を越えるため、事前の腹拵えの時間も含めてかなり早い時間に家を出ました。

映画はコザ暴動を描いた映画という認識だったのでこの長い上映時間は不思議だったのですが、映画は1952年頃に米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たち(グスク:妻夫木聡、ヤマコ:広瀬すず、レイ:窪田正孝、オン:永山瑛太)が嘉手納基地に忍び込むところから始まりました。戦後アメリカ統治下にあった沖縄の生活も丁寧に描き出され、戦勝国アメリカとの際だった対比が丁寧に描き出されていきます。リーダーだったオンは行方不明になり、刑事になったグスク、教師になったヤマコ、ヤクザになったレイがそれぞれレイを探し続けます。ここに米軍も絡んできて複雑なストーロー展開になって行きます。

統治される沖縄、統治するアメリカ、アメリカと沖縄の板挟みになって手助けできない日本政府が背景にあって、沖縄の怒りが頂点に達した結果、所謂「コザ暴動」が勃発します。

コザ暴動の話は沖縄でも沖縄から帰ってきてからも何度か聞いたことがありましたが、この映画によってよりリアルに戦後の沖縄の怒りを感じることができました。