『国宝』

家内のリクエストで『国宝』を観に行くことになりました。オンラインでチケットを取ろうとすると驚くことに上映時間が190分(3時間10分)と書かれていました。

前日の夜に予約し、翌日にはチケットが発行されました。この画像を入場時に見せるだけなので開場直前に映画館に行けば良く、チケットを無くす心配もありませんから本当に便利になったと思います。

後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。
この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄(吉沢亮)は、抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介(横浜流星)と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく…。
誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。
もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。何のために芸の世界にしがみつき、激動の時代を生きながら、世界でただ一人の存在“国宝”へと駆けあがるのか?圧巻のクライマックスが、観る者全ての魂を震わせる―― 。

歌舞伎宗家に生まれた俊介とヤクザの家に生まれた喜久雄が歌舞伎の世界を生き抜くために苦しみに耐える姿が描かれます。子供時代から喜久雄が人間国宝に認定されるまでの生き様を描くには3時間でも短いと感じました。

歌舞伎の演目には詳しくないので映画の中で演じられた演目の流れは良くわかりませんでしたが、吉沢亮も横浜流星も相当な稽古をこなして撮影に挑んだのでしょう。台詞回しも踊りも所作も素晴らしかったと思います。

ただ、何故タイトルが「国宝」なのかが理解できませんでした。

年配の方が多かったと思いますが、大勢のお客さまが入っていました。


原作は吉田修氏の同名の小説です。