アメリカの大統領選挙の最中に公開され話題になった『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』を観に行きました。徳島では東新町にある「ufotable CINEMA」でのみ上映されています。この映画館で映画を観るのは初めてでした。
映画館は左側の階段を上がったところにあります。
小さな映画館で71席と29席の2つのシアターがあります。この時間のアプレンティスはシアター1が使われます。
スクリーンのサイズと座席の関係が分からなかったので真ん中の席(D5)を予約しました。
入ってみるとやはりかなり狭いシアターです。観客は私を含めて7名のみ。
2016年の大統領選挙でトランプが当選するとは思っていませんでした。政権一期目の混沌の理由が判らなかったので多くの本を読みました。マイケル・ウォルフ著『炎と怒り トランプ政権の内幕』、ヒラリー・クリントン著『WHAT HAPPENED 何が起きたのか?』、ボブ・ウッドワード著『FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実』、ボブ・ウッドワード著『RAGE 怒り』、ジョン・ボルトン著『ジョン・ボルトン回想録 トランプ大統領との453日』、江崎道朗著『マスコミが報じないトランプ台頭の秘密』等々。しかしドナルド・トランプその人の性格や考え方については全く分かりませんでした。2024年の大統領選挙の最中にこの映画の存在を知り、是非観たいと思っていました。
気弱で繊細だった20代の青年実業家ドナルド・トランプが悪名高い弁護士ロイ・コーンと出会って「勝つための3つのルール」を教えられ、コーンの想像を超える怪物へと変貌していきます。3つのルールとは「攻撃、攻撃、攻撃」、「非を絶対に認めるな」、「勝利を主張し続けろ!」というもの。正に今のトランプの行動そのものです。映画の最後はトランプが自伝を書くように依頼したライターのインタビューに、この「3つのルール」をあたかも自分が考えたもののように話す場面で終わります。
映画を見終わってトランプの行動様式が判ったような気がします。全てが自分中心で自分が正しいと思ったことが全てで、他者は全て間違っているという考え方です。これを押し通すのですから常識的な話が通じないのは当たり前でしょう。大統領に再選され、政権内にトランプを抑える人間がいないことから、これからの四年間は混沌の期間になるでしょう。