沖縄旅行五日目。沖縄県立博物館・美術館で開催されている企画展「琉球列島 地質・化石展 いのちのキ・セ・キ」を観に行きました。おきみゅーをFacebookのお気に入りに登録してあるのでこの企画展の開催は知っていて、機会があれば是非観たいと思っていました。開催期間が3ヶ月もあったのでラッキーなことに今回の沖縄旅行の旅程に組み込むことができました。
沖縄で暮らした4年間で沖縄の地質の多様性を感じていましたが、今回の企画展で全体像を把握することができたように思います。
ホテルを10時に出てゆいレールでおもろまち駅で下車、おもろまち駅から15分ほど歩いて博物館に到着しました。いつものように企画展の案内が掲示されていました。
沖縄本島は北部、中部、南部で全く異なった地質で構成されています。北部から中部にかけては白亜紀から古第三紀の付加体、中部から南部にかけては新第三紀から第四紀の島尻層群と第四紀の琉球層群で成り立っています。やんばるの森は隆起した比較的新しい付加体の上に森が広がっているのでしょう。
八重山列島は島によって大きな違いがあります。宮古島は後期中新世以降の島尻層群と琉球層群だけで構成れており、石垣島は様々な時代の地層や岩石が複雑に組み合わさっていることが分かります。西表島はほぼ単一の地層で成り立っているようです。確かにそれぞれの島に行ってみると景観が全く異なっているのがよく分かります。
企画展では化石が多く展示されています。化石も見て回りましたが、ちゃんと予習してから見れば良かったと思いました。ポスターにも描かれている港川人のレプリカが展示されていました。
展示を見終わってからミュージアムショップで今回の企画展の解説書を購入しました。
とても面白い企画展でした。