「没後120年 エミール・ガレ展」へ

徳島県立近代美術館で開催されている「没後120年 エミール・ガレ展」を観にいきました。日曜日だったからか多くの方が観にこられていました。

ガラス工芸で有名ですが、陶器や木工なども幅広く手掛けてきたようです。工芸品だからか写真撮影OKでした。

まずはガラス工芸から。

解説にあるように葛飾北斎の北斎漫画を手本にしたと思われるカエルと蓮をあしらった角鉢は自然を愛したガレならではの作品だと思います。

とても精緻に描き込まれています。

トンボとススキを配した花器でしょうか。

こちらはネコヤナギとハチを配した花器です。

こちらは騎士とアザミを配したリキュールセット。細かな手仕事で作られています。

こちらは立体的な鉢。大きな貝殻を背負った鯉の手綱をカエルが操っています。ガラスを自由自在に操っていたことが良く判ります。

ガレの作るランプは手の込んだガラス細工を光を通して鑑賞することができます。

今回展示されていたランプの数々。とても美しいと思います。

ガレは陶器も手掛けていたようです。

こちらは団扇を模った皿でしょうか。植物が描かれています。

陶器でできた犬や猫の置物もありました。

良く見ると目はガラスで作られているのが判ります、

こちらは木工品です。違い棚や裁縫台などの天板や側面に様々な種類の木材を象眼してあります。とても手が込んでいると思います。

バリエーション豊富で楽しめる展示でした。


パンフレットはこちら。


展示を見終わって時間があったので徳島県立文書館脇の遊歩道を歩いてみました。裏山は「県民の森」と名付けられた遊歩道になっていて多くの方が散策されています。

少しずつですが紅葉も始まってきていました。

図書館横の工事現場に貼り出されていただまし絵です。キリンは本当に飛び出しているように見えます。