【続】新しい眼鏡

パルコシティのPOKER FACEで2021年4月に買った井戸多美男氏作の一山眼鏡が気に入っていて、その後に店に立ち寄った時に一山眼鏡の新作が出ていたので次の購入でと考えていたところ、POKER FACEから2月末で閉店するとのメールが送られてきましたので、一年足らずですが新しい眼鏡を購入することにしました。至ってシンプルな作りですが、前回の眼鏡との一番の差は一山(ブリッジ)が高いこと。写真では判りにくいですが、ブリッジの裏側(鼻に当たる部分)と耳が当たる部分にシリコンが付けられています。型番は「T-461 BS(ブラッシュシルバー)」。

一山眼鏡とは鼻の側面ではなく鼻梁に乗るブリッジを持つ眼鏡のことを言う。我が国では戦前は金属枠の眼鏡はすべて一山のブリッジがついており、現在の鼻当ては戦後に作られるようになったものである。
【長所】
(1)鼻当てが変形してしまうということがない
普通の金属フレームについているクリングスという足にプラスチックのパッドがついた鼻当ては、使っているうちに少しずつ押されたり、あるいは、強い衝撃が加わって変形してしまうことがあるが、一山ブリッジにはそのような変形が生じてくるということがないため、常にレンズと眼の距離を一定に保ったままでメガネを使える。
(2)鼻の横にパッドが当たらない
鼻の横に圧力がかかることによるへこみや皮膚の色の変色などが生じるない。
(3)すっきりした外観
クリングスの金属足とパッドを持った眼鏡よりも、全体の中で目立つ「中央部」がすっきりとした外観となる。そのレトロ感を気に入って一山眼鏡を愛用している眼鏡ユーザーも少なくない。
【欠点】
(1)眼とレンズの間隔の問題
普通のパッドつきの眼鏡であれば、たいていの場合は、パッドの調整により眼とレンズの間隔を調整ができるが、一山眼鏡では初めに眼とレンズの間隔がうまくいきそうな枠を選ぶことになる。また、枠のフロント部分全体が正面から見て上過ぎたり下過ぎたりした場合も修正はほとんどできない。

「メガネの石津屋」のホームページより引用

2月21日(月)に出来上がったと連絡があり、23日(水)に受け取りました。一山ブリッジとつるにシリコンが貼られていて、柔らかい掛け心地になっています。これで井戸多美男氏作の眼鏡は三本になりました。