久しぶりの配信は「第八十六回大手町落語会」

今日の配信は8月3日(土)に開催された「第八十六回大手町落語会」です。

演目は以下の通り。

【狸鯉】

開口一番は柳家市助の「狸鯉」です。助けた子ダヌキが恩返しをする噺ですが、「狸賽」と同じような噺でサイコロの代わりに鯉に化けるというもの。元気な噺ぶりでした。

【ちはやふる】

二番手は柳家小太郎の「ちはやふる」。千早花魁と神代花魁に振られた相撲取りの龍田川が相撲取りを廃業して豆腐屋になり、落ちぶれた千早がオカラを恵んで貰おうと…

【権助魚】

三番手は三遊亭萬橘の「権助魚」だったのですが、配信対象にはなっていないようです。

【三年目】

前半の最後は三遊亭兼好の「三年目」。夫婦仲の良かった女将さんが亡くなって後添えを貰った旦那さんのところに亡くなった女将さんが化けて出る噺。祝言の夜に化けて出る約束が三年目の命日になってしまったのは…

【四段目】

仲入り後は古今亭文菊の「四段目」。芝居好きの定吉が旦那に蔵に閉じ込められる噺。歌舞伎の忠臣蔵が下敷きになっているので芝居の所作やサゲを理解するのは難しいかもしれません。

【井戸の茶碗】

トリは柳家さん喬の「井戸の茶碗」。屑屋の正直清兵衛さんが二人の正直侍に挟まれて苦労する大好きな噺です。もう少し時間があれば三人の人となりが演じ分けられて良かっただろうと感じます。


当日のパンフレットは以下の通り。