今日の配信は「2022 落語一之輔 ~三昼夜ファイナル~」第三夜。
今日の演目。
与いち「権助魚」
一之輔「加賀の千代」
一之輔「掛取万歳」
一之輔「子別れ」
与いちの「権助魚」はマクラが長すぎたからかショートカットされてしまいました。一之輔の高座に変わった一席目は「加賀の千代」。出だしは奥さんと二人でコロナに罹って、子供の世話になる話でした。第一夜も第二夜もマクラだけで終わったので同じような展開になるのかと思っていたら、長いマクラに続いて「加賀の千代」が始まりました。女将さんの入れ知恵で借金を申し込む話で普通にサゲまで。あっけにとられていると二席目は「掛取万歳」。年末に掛けを取りにくる人たちをそれぞれの好きなもので誤魔化していく話で、一之輔の歯切れの良い語り口でテンポ良く話が進んでいきます。この一席がネタおろしだと思うのですが、余りにも見事な語り口に弾き込まれてしまいます。もしかすると「加賀の千代」が「掛取万歳」の長いマクラだったのかもしれません。最後の一席は「子別れ」。少しアレンジされていると感じました。
パンフレットには「ひとまずフィナーレ」と書かれていますので、来年は新たな形での独演会が開催されるのかもしれません。