警察署からの迷惑電話?

昨夜22:46に静岡県の某警察署から携帯電話に2度の着信があり、中年男性の声でメッセージが録音されていました。丁寧な言葉遣いの割に用件も名乗りもなく、良く聞いてみると背後で他の人が話しているようでした。

名乗りも用件もない折り返しのみを促す内容です。「また」と言っていること、「助かります」と言っていることから、某警察署に何かの関わりを持っていて、この程度の内容で話が通じる相手に電話しているつもりのようにも聞こえます。

最近流行りの警察を騙る特殊詐欺かもしれませんので、改めてWebで某警察署の電話番号を調べて電話を架けてみました。

電話に出た方に昨夜留守番電話が入っていて電話するようにとのメッセージがあったこととメッセージの内容を伝えたところ、確かにその時間に警察署の内線電話から架電した記録があるという話でした。「(警察からの電話に)心当たりがあるか」と聞かれたので「ない」と答え、住まいを聞かれたので「徳島」と答えると「管轄外なので番号を間違って電話した可能性が高い」とのことでした。携帯電話と警察の管轄地域は例外を除いて一致することはないと思いながらも、電話をした方が不在らしいので改めて調べて貰うように依頼しました。


iPhoneが留守番電話の内容を比較的正確に文字起こししてくれるだけでなく、音声もボイスメールとして保存できますので記録を残す機能は十分だと思います(上は単なるスナップショットなので再生ボタンを押しても音声の再生はされません)。


【後日談#1(2025年4月18日)】

最初の架電から二日半、折り返し電話から二日が過ぎましたが某警察署からは何の音沙汰もありません。電話代がもったいないのでこれ以上こちらから電話をすることはしませんが、一般事業会社であればこのようないい加減な対応はしないでしょう。Webで苦情受付もやっているようですが、氏名や電話番号の入力が必須になっているなど、まともに苦情を聞こうとしているとは思えません。


【後日談#2(2025年4月19日)】

某ニュースサイトで以下の記事絵を見つけました。

現在横行している、警察官を名乗る特殊詐欺電話。その電話番号の特徴は「+」から始まり、末尾が「0110」の電話番号であること。
発信番号偽装の仕組みを悪用しているものとみられ、末尾「
0110」の番号を表示させて警察になりすまし、被害者を騙そうとしています。海外からの詐欺電話の代表的な手口の1つが「末尾が0110」となりつつあるため、+」から始まり末尾が「0110」の着信には注意が必要といえるでしょう。
実際の警察署に電話をかけ直して確認・相談することが重要です。なお「着信があった電話番号そのもの」に折り返し電話をするのはNGです。

今回の私の対応が正しかったのかどうか分かりませんが、警察側もこうした記事を参考に電話の使い方を工夫する必要があると思います。