今日の配信は10月5日(土)に開催された「第八十七回大手町落語会スペシャル二人会~やっぱり、さん喬・権太楼~」です。
当日の演目は以下のとおり。
【対談】
東京かわら版編集長、佐藤友美さんの司会で始まった対談は権太楼師匠のペースで進んでいきました。二人の性格の違いなども感じられた対談でした。
【開口一番】
開口一番は柳家小きちの「弥次郎」です。以前に聴いたことがあるような気がします。前座だそうですがなかなか歯切れの良い語り口でした。
【二席目】
二席目は権太楼師匠の「お見立て」。会いにきた杢兵衛に会いたくない花魁の喜瀬川が若衆の喜助に死んだと説明させ、墓参りに出してしまう。田舎のお大尽の雰囲気が良く出ていると思います。
【三席目】
三席目はさん喬師匠の「男の花道」。初めて聴く噺でした。半井源太郎という眼科医が長崎での修行を終えて江戸に帰る途中で役者の中村歌右衛門の目を治療し、後に半井源太郎の窮地を中村歌右衛門が救うという人情噺。さん喬師匠ならではの味のある噺でした。
【四席目】
中入りを挟んだ四席目はさん喬師匠の「夢の酒」。大黒屋の若旦那の夢に出てきたご新造に女房のお花がヤキモチを焼く。大旦那まで夢の世界に…
【五席目】
トリは権太楼師匠の「鰍沢」。権太楼師匠の「鰍沢」は2022年10月の同じく二人会で聴いたことがありました。パンフレットに書かれているようにこの時はさん喬師匠が体調不良で出られず、市馬師匠が代演されていました。2023年10月の二人会でも権太楼師匠の「鰍沢」が予定されていたのですが、この時は権太楼師匠が体調不良で出られずに代わりにさん喬師匠の「鰍沢」を聴くことができました。
こちらは当日配布されたパンフレット。