今日の配信は4月19日(金)によみうり大手町ホールで開催された「落語一之輔春秋三夜2024年春」第一夜です。
昨年から恒例の三昼夜6公演が春と秋の3公演に変わりましたのでタイトルは2024春とされています。
開演前のステージです。うっすらと高座が見えています。第一夜の演目は以下の通り。
開口一番は一之輔の一番弟子の㐂いちの「風呂敷」です。
風呂敷で目隠しをして押し入れに隠れていた男を逃す噺です。安定した噺ぶりでした。
一之輔の一席目は「松山鏡」です。この噺がネタ下ろしだったようです。出囃子は春にちなんでビバルディの「春」。
鏡というものを知らない人間が鏡に映った自分の顔を別の人間に認識してしまう。
一之輔の二席目は「花見小僧」です。こちらの出囃子は「春のうららの」で始まる滝廉太郎の「花」。
奉公人の定吉が旦那にお嬢さんと手代の徳三郎が出来ていることをバラしてしまう。怒った旦那は徳三郎に暇を出して店を追い出したところで仲入りに。
中入後の一之輔の三席目は「刀屋」です。
店を出された徳三郎がお嬢さまが別の男と祝言を挙げると聞いて二人を殺して自分も死のうと刀屋に刀を買おうとします。刀屋の親父が徳三郎を諌めている時にお嬢さまが婚礼の席を飛び出したことが分かり物語が展開していきます。
流石に一之輔の噺は安定しています。マクラでは相変わらずNHKの連続テレビ小説「ブギウギ」の話をしていますが、「ブギウギ」の次の「虎に翼」にもハマっているらしいのでマクラの話題はその時々のドラマの内容になるのでしょう。
今回のパンフレットは以下の通り。