岡本太郎の沖縄

「カベールの馬〜1966年久高・イザイホー〜」、「沖縄久高島のイザイホー」に続いて「岡本太郎の沖縄」を観に行きました。

芸術家・岡本太郎は、1959年と1966年に沖縄へ旅に出た。
彼の究めたかったものは、日本人とはなにか?自分自身とは何かの答えを求めることだった。
その旅の一番最後にたどりついたのが、沖縄であった。
岡本太郎は、「沖縄とは、私にとって一つの恋のようなものだった」と言うほど、全身、全存在をこの対象にぶつけた。
岡本太郎は、自ら沖縄へ溶け込み、そして自分自身と出逢ったのだ。
岡本太郎の沖縄は、今の私たちに何を投げかけ、今の私たちとどうつながるのか?
それを確かめに行くドキュメンタリー映画である。
本作は、前回から取材を重ねながら、更に数年かけて、再構成・再編集した「ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄(完全版)」。

岡本太郎の沖縄訪問は様々に語られていますが、この映画を観ると見方が変わると思います。また、1966年、1978年のイザイホーだけでなく、1990年にイザイホーが行われなかった訳やその時の久高島の様子なども記録されていて、沖縄の精神文化も変化せざるを得ない状況にあったことが判りました。とても素晴らしい映画だと思います。


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