今帰仁城と桜

連続休暇三日目。
桜の季節も終わりかけているので今帰仁城跡に花見に出かけました。
沖縄自動車道を使って自宅から1時間30分ほどで到着しました。
昨年は観光バスに乗っての夜桜見物だったので、自家用車で行ったのは初めてでした。
駐車場に車を止めると案内版が出ていました。

今帰仁城跡は有料なので大人一人400円のチケットを買って、入り口横にあるチケット回収窓口に持っていきます。
このチケットは今帰仁城と今帰仁村歴史文化センターの入場券も兼ねているので半券を受け取ってから城の中へ。

「平郎門」(入口)から城内を見た景色はこんな感じ。

色鮮やかなヒカンザクラが満開になっています。桜を眺めながら石段を上がっていきます。

1月下旬に末吉公園で見た桜はまだ咲き始めたばかりでしたが、今帰仁はまっさかりという感じでした。

ソメイヨシノの淡いピンクとは異なり、コントラストがはっきりしています。沖縄の青い空に似合うと感じます。
石段を上がったところが「大庭(うーみゃー)」です。

案内文にあるように石段は三段・五段・七段の繰り返しで作られています。
大庭には絶世の美女と言われた志慶真乙樽(しげま うとぅだる)の歌碑が建っていました。

歌碑の横には御獄(うたき)がありました。

大庭から一段上がったところが「御内原(うーちばる)」です。
眺望は素晴らしく、城内を見渡すことができるだけでなく、離島を眺めることもできます。

ここにも御獄が作られていたようです。

御内原の南側には主郭(本丸)が置かれていました。

写真に写っていますが、ここにはいくつもの建物の礎石が発見されています。その過程を記した説明文もありました。

これを見ると13世紀末から400年ほどの間に大きく姿を変えてきたことが判ります。
ここには火の神を祀った祠もあります。

右側に見える碑は「山北今帰仁城監守来歴碑記(さんほくなきじんじょうかんしゅらいれきひき)」といい、三山時代が終わり、首里が首都となった後に今帰仁に監守を置くことになった来歴が記されているそうです。

「御内原(うーちばる)」から見下ろす「大隅(ウーシミ)」は、兵馬を訓練した場所だそうです。
岩盤がむき出しになっていてとても不思議な場所です。


城の外にも面白いものがあります。
古宇利島から移設された祠「古宇利殿内(ふい どぅんち)」がありました。

石垣は曲線を描いた沖縄独特のとても立派なものです。


最後に今帰仁城趾公式ホームページの空撮動画を。